永尾光一 (東邦大学泌尿器科教授 リプロダクションセンター長). 性交痛とは、性交時に痛みがある!痛くて挿入できない!などセックスの時に生じる痛みのことです。 女性の体は閉経とともにホルモンバランスが崩れ、様々な不調を感じるようになります。肌も乾燥しがちになり、同様に膣も潤い不足になります。性交時には、濡れにくくなることから、性交に支障を来すようになります。. 女性は更年期を迎えると、女性ホルモンの低下が起こります。膣への血流が悪くなり、膣粘膜は萎縮します。潤いも不足し乾燥するため、性交時の摩擦で痛みを感じるようになります。 また、女性ホルモンは卵巣で作られるため、子宮がんや卵巣癌などで卵巣摘出を行うことにより、女性ホルモンが不足し更年期の症状を訴えるようになります。 その他、女性ホルモンの分泌を抑制する治療である、抗ホルモン療法(内分泌療法)や、卵巣への放射線治療でも、女性ホルモン低下による性機能障害がおき、性交痛は最も訴えが多いものの一つです。. 更年期女性では、心のバランスを崩しイライラしたり、気持ちも落ち込んだり、セックスにも積極的になれなくなることもあります。無理に性交しようとして性交痛を経験すると、「また濡れなかったらどうしよう?」という不安から濡れにくくなり、性交自体が億劫になったりもします。 また、若いころに経験した怖い体験が心に残っていて、そのトラウマが更年期になり性交痛を引き起こすという報告もあります。. 骨盤臓器脱は、膣から周辺臓器が下がる病気で、更年期を過ぎると女性ホルモン(エストロゲン)の低下により骨盤底筋の支持組織が弱くなることから起こりやすくなります。 骨盤臓器脱になると、膣から周辺臓器が出てくるため、性交渉においても挿入が困難となります。膣に潤いもなくなりますので、無理に挿入しようとすると、摩擦が生じ炎症、細菌感染を起こしやすくなります。. 女性ホルモンが低下している場合には、ホルモン補充療法(HRT)が行なわれます。これは、不足しているエストロゲンを補う方法で、子宮がない場合はエストロゲンだけの補充となりますが、子宮がある場合は子宮体がんを予防するため、黄体ホルモンと一緒に補充する必要があります。 いずれも飲み薬、貼り薬、塗り薬、膣剤があります。. 骨盤臓器脱がある場合は、しっかり治療する必要があります。治療方法は、外科的治療または保存的治療があります。 保存的治療には、リングペッサリーの装着やフェミクッション装着などがあります。 リングペッサリーは膣内に留置するため、性交渉に難が生じます。無理にしようとすると男性側が異物に触れてしまい、本来の目的を果たせないことも少なくありません。リングペッサリーを選択する場合は、自己脱着ができるようにしておくことがお薦めです。 一方、フェミクッションは、日頃より使用することにより、脱着時でも直ぐに臓器は脱出してこないため、性交を妨げることなく、また、男性にも骨盤臓器脱であるということを知られなくてすむというのも特徴の1つです。. 東邦大学医療センター 大森病院. 株式会社三井メディカルジャパン 代表取締役。日本における女性疾患についての認知や理解度の低さに危機感をおぼえ、医療機器開発に着手。子宮脱をはじめとする骨盤臓器脱の治療に用いる「フェミクッション」を開発し、三井メディカルジャパンを通じて発売。. コラム 更年期 更年期世代の性交痛について:原因や対処法 18年の実績がある老舗医療機器メーカーが開発 臨床試験で効果を実証済み!40カ国13万人の臓器脱患者が使用. COLUMN 更年期世代の性交痛について:原因や対処法 更年期. このページの監修医師 永尾光一 (東邦大学泌尿器科教授 リプロダクションセンター長). 目次 1 性交痛とは 2 更年期世代における性交痛の種類 2. 商品の購入はこちらから 初めてご購入の方 構成品の追加ご購入の方 >楽天市場でのご購入はこちら >Amazonでのご購入はこちら >Yahoo! ショッピングでのご購入はこちら >FAXでのお申し込み用の用紙ダウンロードはこちら. この記事の監修医師 永尾 光一 先生 東邦大学 医学部教授(泌尿器科学講座) 東邦大学医療センター大森病院 リプロダクションセンター 東邦大学医療センター大森病院 尿路再建(泌尿器科・形成外科)センター長. この記事の執筆者 株式会社三井メディカルジャパン 代表取締役 三井 桂子. 次の記事 前の記事. この記事を見た人はこんな記事も見ています 膀胱瘤(膀胱脱)に手術は必要?セルフケアの方法は?治療方法まとめ. 膣に何かが挟まっているような感覚や下腹部の違和感、尿漏れなどの初期症状から、次第に臓器が膣外に飛び出してきてし […] 続きを読む. Genital Pain During Menopause. 目次1 Uterine Prolapse Treatment1. 骨盤臓器脱は、骨盤内の臓器 子宮・膀胱・直腸など が下垂し、膣から脱出してしまう病気です。 膣から何かが下がっ […] 続きを読む. 目次1 骨盤底筋はどこにあるの?2 骨盤底筋がゆるんでしまう原因2. tweet share LINE はてブ. Tweets by femicushion. さらに読み込む Instagram でフォロー. サポーターの種類: ミディー らくらく コットン. フェミクッション FREE.
性交痛があります。どうしたらいいですか
更年期における性交痛とは?痛みの原因から対策や治療方法について | コラム一覧| 東京の婦人科形成・小陰唇縮小・婦人科形成(女性器形成)・包茎手術・膣ヒアルロン酸クリニック 更年期になってこのエストロゲンが減少すると、膣粘膜が乾燥し、弾力がなくなって硬くなり、性交時に痛みを感じるようになります。 膣粘膜が萎縮すると、 更年期のホルモンバランスの変化により急に性交痛が生じてしまっている場合には膣の萎縮が性交痛の大きな原因です。 このようにうるおいや張り、やわらか 更年期世代の性交痛について:原因や対処法 | 【公式】フェミクッション | 三井メディカルジャパンレディースクリニックなみなみの料金の特徴! インティマレーザーは比較的効果が持続しやすい治療ですが、それでも1年半から2年程度経過するとどうしても効果が減弱します。当院では治療を受けやすくして、継続することが何よりも大切と考えているので、メンテナンス治療(4回目以降の治療)に関しては割引価格(15%off)で提供して継続的にかかりやすくしています。. 更年期を迎えて減少していくエストロゲンを補充する療法です。 当院での取り扱いはないのですが、更年期障害の根本治療を目的とした治療であるため、更年期の様々な不調に対してアプローチできます。ご自身の解決したいお悩みに合わせて、保険適用か自費診療かを選択すると良いでしょう。. 目次 1 性交痛とは 2 更年期世代における性交痛の種類 2. 女性ホルモンは、皮膚のハリや弾力とも密接な関係にあります。 更年期を迎え、女性ホルモンの分泌される量が減少してくると、肌のコラーゲンや皮脂量も減少、ハリや弾力・ツヤが失われます。実はこの変化は顔だけでなく、女性器周辺にも現れます。デリケートゾーンがヒリヒリと痛んだり、性行為の際に切れやすくなったりするのは、お顔と同様にデリケートゾーン周りの肌も乾燥で刺激に対して弱くなっているためです。. 性交痛とは、性交時に痛みがある!痛くて挿入できない!などセックスの時に生じる痛みのことです。 女性の体は閉経とともにホルモンバランスが崩れ、様々な不調を感じるようになります。肌も乾燥しがちになり、同様に膣も潤い不足になります。性交時には、濡れにくくなることから、性交に支障を来すようになります。.
治療料金(税込価格)
性交痛は更年期により女性ホルモンの分泌が減少し、膣の部分の潤滑液などが十分に出ないなどの理由で生じます。 心理的な原因も加わり原因は多岐にわたります。 GSMは厳密には閉経後の症候のことをいいますが、エストロゲンが低下することによって生じる症候のことですので更年期周辺の膣萎縮に伴う性交痛の原因にも 更年期になってこのエストロゲンが減少すると、膣粘膜が乾燥し、弾力がなくなって硬くなり、性交時に痛みを感じるようになります。 膣粘膜が萎縮すると、当院は全国的にもインティマレーザーの治療経験が多いです。 ただし、高価な治療ですので適応をかなり厳密に絞っています。インティマレーザーに関してさらに詳しく知りたい方はこちらから( インティマレーザーの尿もれや黒ずみへの治療効果は?料金や副作用について解説 ). デイリーケアとして、保湿ジェルを使うことをおすすめしています。 乾燥感は口渇感とよく似ている、不快な症状です。朝晩のお手入れにより、日常の違和感がなくなり、性交時の疼痛も和らぐことがあります。当クリニックの取り扱っているエビネセラム、エビネジェルもお勧めです。. 多くの方は腟の手前(外陰部、腟前庭)が痛むことが多いです。 中には奥の方(子宮、下腹部)が痛む方もいます。その場合は更年期の問題というよりも、子宮内膜症やクラミジア感染症が隠れている場合もあります。できるだけ我慢せずに相談してみましょう。. とくに更年期になると、性交痛に関するお悩みは目立ってきます。 性交痛があると、痛みへの不安からさらに緊張して痛みが増してしまうといった、悪循環が生まれてしまうかもしれません。性交痛を我慢せず、早いうちに対処しましょう。. Tweets by femicushion. 器質的な原因を述べてきましたが、此らの原因に加えて、精神的な影響も大いにあることがわかっています。 性交痛は1回起こってしまうと、次も痛いのではないかなどと不安になってしまうことで悪いサイクルができてしまいます。 あまり我慢して性交渉を行わず、痛みを感じ始めたら早めに専門医に相談してみると良い対策を教えてもらえるはずです。. 一般的に更年期症候群とは、45歳から55歳までに起こるエストロゲンなどホルモンのバランス変化によっておこる症状のことをいいます。膣の環境次第では更年期には該当しないのにもかかわらず早めに症状が出る方もいます。 当院はエビデンスに基づいて、積極的にこの分野の治療を行っているのでご相談くださいね。. 更年期では雑菌からデリケートゾーンを守る役割を持つ「おりもの」が分泌されにくくなるため、感染症のリスクが高まります 。そのため、感染症による痛みを感じ、それが性交渉時にも出ていることもあります。特に女性がかかりやすい膀胱炎は、繰り返し病状が出たり、完治しにくい方も多く、性行為によって病状が悪化しやすい疾患です。他にも雑菌や細菌による感染症に、「バルトリン腺嚢腫」や「トリコモナス膣炎」などの感染症があり、腫れや痛みを伴うこともあります。更年期へ入ったら、衛生面や保湿に気を配り、痛みを感じる時には無理をしないようにしましょう。. 性交痛は医学的には性交疼痛症(Dyspareunia)と呼びます。広義には「性交渉(セックス)の最中のあらゆる痛み(精神的および肉体的)」を表していますが、狭義には「挿入時や挿入中の痛み」を意味します。痛みの感じ方や痛む場所は多種多様で、個人差が大きいと思われます。性交痛がひどいと性交そのものが困難となり、非常に大きな問題となります。 わが国における調査では、性交痛は40歳代、50歳代女性の約半数に認められるとされ、更年期以降の女性がパートナーとの性交継続に大きな支障を来していると考えられます。さらに近年では、20歳代や30歳代の若年層においても性交痛に悩む女性が増えていると言われています。 原因の種類によって、以下の2種類に分類されます。これらは単独で原因となる場合と、いくつかが混合して原因となる場合があります。. Home ブログ デリケートゾーン 【更年期や閉経後の性交痛】濡れない原因、対処法や治療法など性交痛の悩みを女医が丁寧に解説。. このように、特に更年期の患者様で膣の奥が痛いという性交痛の場合には、 処女膜切開の手術よりも レーザー が適応となる場合が多いです💡 当院では世界で承認を得ている「インティマレーザー」を使用いたします。. 性交渉に伴って起きる痛みのことで、挿入前、挿入後の痛みのことを言います。 性交渉の最初の方だけの断続的な痛みや、持続的な痛みの場合もあります。 痛みの部位は、外陰部から膣にかけた入り口付近の部位、より子宮口に近い部位、下腹部の深い部位の場合もあります。 また、若い時から性交痛を強く感じる方もいれば、当初は痛みがなかったのに、年齢とともに徐々に痛みが増してくる方もいます。 ここでは更年期に伴って痛みが出てきた方に対して、原因や対策を説明します。. HRTとはHormone Replacement Therapyの略です。更年期にかけて減少するエストロゲンを外的に補充します。 内服薬、貼付薬、ジェルなどがあり、エストロゲンとプロゲステロンが入っているもの、エストロゲンだけのものなどがあります。 更年期症候群の全身症状がある場合にはHRTを行いますが、GSMの症状のみ(局所の症状のみ)の場合は腟剤飲みの投与を局所的に行います。エストロゲンが腟粘膜へ直接作用することで症状の緩和が見込めます。. 性交痛はどこが痛みますか? 多くの方は腟の手前(外陰部、腟前庭)が痛むことが多いです。 中には奥の方(子宮、下腹部)が痛む方もいます。その場合は更年期の問題というよりも、子宮内膜症やクラミジア感染症が隠れている場合もあります。できるだけ我慢せずに相談してみましょう。. 白金高輪 海老根ウィメンズクリニック 東京都港区高輪 高輪梶ビル5. 更年期の性交痛の多くはこの部分の痛みです。 外陰部、膣入り口(膣前庭部)はエストロゲンの影響を強く受けています。そのため、更年期になるとエストロゲンの量が減少するため、粘膜の萎縮が起こったり、膣の伸縮が悪くなったり、膣の潤滑液の分泌が悪くなったりします。 これらによって、挿入時にスムーズにはいらない、行為中もなかなかスムーズにならないなどの症状がでます。 デリケートゾーンの洗浄を過度にし過ぎることで膣粘膜の環境が悪くなることで、萎縮が早くなる方もいます。. 次の記事 前の記事. 女性は、もちろん個人差はありますが、おおよそ50歳前後の年齢で閉経を迎えます。この閉経の時期をはさんだ前後10年間程度(40~60代)を一般に「更年期」と呼びます。 更年期には、加齢によって卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減少します。それにともないホルモンバランスがくずれ、ほてりや息切れ、めまい、耳鳴りが生じたり、からだが疲れやすくなったりイライラしやすくなったりと、心身にさまざまな不調があらわれることがあります。それらは「更年期障害」と呼ばれています。. 主に卵巣から分泌される「エストロゲン」という女性ホルモンの一種は、女性の体にとって重要なさまざまな働きをしてくれています。 その働きのひとつとして、膣にうるおいや弾力をもたらしてくれる役割があります。 更年期になってこのエストロゲンが減少すると、膣粘膜が乾燥し、弾力がなくなって硬くなり、性交時に痛みを感じるようになります。 膣粘膜が萎縮すると、性交渉中の分泌物の量が減ってしまったり、刺激で粘膜が裂けて出血してしまったりすることもあります。 膣の乾燥や萎縮が原因の場合は、入り口付近に痛みを感じることが多いでしょう。しかし乾燥や萎縮が進行すると、入り口部分だけでなく膣壁全体に痛みを感じるようになることもあります。 当院で受けられる膣萎縮治療に関して、詳しくは以下のページをご覧ください。 膣萎縮治療 婦人科形成なら銀座駅徒歩0分のなおえビューティークリニック. HRTの腟錠(エストリオール錠)は保険適応になります。 それ以外の潤滑剤や、インティマレーザーの治療は自費診療になります。 まずは保険適応でできる治療から始めて、効果を見てレーザー治療などを考える順序が多いですよ。 中には効果の即効性、利便性を優先して保険治療と自費治療を組み合わせて行うこともあります。. 膣に何かが挟まっているような感覚や下腹部の違和感、尿漏れなどの初期症状から、次第に臓器が膣外に飛び出してきてし […] 続きを読む. いずれも治療法は同じで ・レーザーを用いて膣内の粘膜に潤いや張り、柔軟性を与える ・ヒアルロン酸を注入して柔らかさと水分を与える こうした方法があります。. 白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長 海老根 真由美 えびね まゆみ 産婦人科医師・医学博士 埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。 年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。 女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。. 情報をお探しですか? 電話 WEB予約. 一般診療 婦人科 産科 乳腺外科 内科 小児科 泌尿器科 頭痛外来. 性交痛は年齢を問わずに生じるお悩みではありますが、更年期(40代ごろ)になって初めてという場合には、腟萎縮と、腟萎縮に伴って腟分泌液の量が減ったことが主な原因として考えられます。 更年期には、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減り始めることで、腟やデリケートゾーンにさまざまな変化が訪れます。 たとえば、エストロゲンにはコラーゲンの合成を促す働きがあるため、更年期にはお肌だけでなく腟のハリの減少・乾燥を感じることが多いです。. 商品の購入はこちらから 初めてご購入の方 構成品の追加ご購入の方 >楽天市場でのご購入はこちら >Amazonでのご購入はこちら >Yahoo! 診療時間を知りたい アクセス情報を知りたい 保険診療での検査結果を知りたい 婦人科美容を知りたい 美容医療を知りたい. 感情は痛みの感じ方にも大きな影響を与えます。 パートナー様に対して、大きな怒りや悲しみといった気持ちを感じている場合、軽度の不快感でも強い痛みへと感じることがあります。これは感情が昂ると筋肉が緊張して硬くなり、痛みが刺激されやすくなることが原因です。そのため、性行為への意欲の低下や拒否感が生じることも少なくありません。. 更年期になると、更年期前よりも膣の分泌液が減少するため、腟潤滑が悪くなりがちです。 うるおいが不足した状態で無理に性交渉をすると、外陰部に傷ができて出血することもあります。そこから雑菌が入り込んで悪化してしまうこともあるため、痛みのあるときは性交渉を控えるようにしましょう。 また、元々デリケートゾーンは他の部位と比べて皮膚が薄い場所です。そこに更年期が加わるとデリケートゾーンはさらに皮膚が薄くなり、一度傷ついた場所は再び傷つきやすくなります。ちょっとした刺激で切れやすいため、特に注意が必要です。. 更年期は卵巣の機能が徐々に低下し、女性ホルモンも最終的にほぼ分泌されなくなります。 女性ホルモンが減少すると、膣の部分の潤滑液なども減少して、デリケートゾーンが物理的な摩擦に耐えられなかったり、敏感になってしまいます。このため、陰茎の挿入時やスライドさせている時に痛みを感じることが増えてくるのです。. HOME 診療案内 眼科 一般眼科 対応検査 形成外科 アンチエイジング・お肌の治療・瘦身治療 瞼の治療 婦人科形成 (渋谷あおぞらクリニック美容外科 美容皮膚科で取り扱います) お悩みから探す 料金表. 女性は更年期を迎えると、女性ホルモンの低下が起こります。膣への血流が悪くなり、膣粘膜は萎縮します。潤いも不足し乾燥するため、性交時の摩擦で痛みを感じるようになります。 また、女性ホルモンは卵巣で作られるため、子宮がんや卵巣癌などで卵巣摘出を行うことにより、女性ホルモンが不足し更年期の症状を訴えるようになります。 その他、女性ホルモンの分泌を抑制する治療である、抗ホルモン療法(内分泌療法)や、卵巣への放射線治療でも、女性ホルモン低下による性機能障害がおき、性交痛は最も訴えが多いものの一つです。. エストロゲンの低下に伴って性交痛が出現するということがよくわかります。女性ホルモンは偉大です。 プライベートな症状で、なかなか相談できないものではありますが、原因がはっきりわかって、状況もしっか理と把握できれば治療方法は複数あります。. さらに、腟内の細菌バランスが崩れることで、萎縮性腟炎(老人性腟炎)を繰り返してしまうという方も少なくありません。更年期に伴う腟の変化は、性交痛だけでなく、さまざまなお悩みにつながるのです。 女性の性器は、生殖に必要な臓器であるため、閉経が近づくと自然と退化するようになっているのだろうと思います。 自然な変化であるといえます。ですが、性行為を継続することにより皮膚への刺激が加わり、腟壁の収縮弛緩が繰り返され、腟壁の血流を保持することにつながります。. 今回は、更年期〜閉経後の性交痛を軸に解説すると共に、性行為に関するお悩みにお答えしました。 更年期ごろからは、エストロゲンの減少に伴って、腟やデリケートゾーンに多くの変化が訪れます。婦人科での適切な治療により改善が見込めますので、お気軽にご相談ください。.